幼少期とは身体はもとより、感性が作られていく大事な時期と考えます。
「きれいな青空だねぇ」「爽やかな風だね」など、周りの大人が発する言葉の中から、子どもたちは「これを綺麗というのか」「これを爽やかというんだな」と覚えていくのだと思っています。
いつか子どもたちが大きくなって、生きているのもつらいほど、どうしようもなく辛い出来事がふりかかったとき、ふと見上げた空を見て、頬に当たる風を感じて「きれいだなぁ・・・」と生きる希望のようなものが持てたら。そして、「やっぱり人間っていいなぁ」と思えたら、私たちは人としてしなやかに強く生きていけるのではないでしょうか。
保育園で子どもを預かる、たった何年、というスパンでなく、この子の一生というスパンの中から今の時間を見られたら、と思います。
たくさんの美しいもの、きれいなもの、素敵なものを共有しながら、私たちが発する言葉から、表情から、態度から、子どもたち一人一人が「わたしは愛されている」と実感し「人間っていいな」と思えるような・・・そんな保育を目指し、日々取り組んでいます。
|
|
|